「ドラえもん」名作集:「森は生きている」
2004年5月12日 ドラえもんてんとう虫コミックス26巻収録。
この作品がどうして文庫の「感動編」に収録されていないのか、非常に不思議。「ドラえもん」の中でも5本の指に入るくらいの、大好きな作品です。
ストーリーはのび太が裏山にいるシーンから始まります。辛いことがあった時、ここにくると慰められる、だからゴミが捨ててあると腹が立つと言って、山に捨てられたゴミを片付けるのび太。その姿に感心したドラえもんは、山と心を通い合わせることの出来る道具を出す。
のび太は山を愛し、また山も、ジャイアン達を追い払ったり、草のベッドを作ったり、木の実を生らすなどして、惜しみない愛情を彼に注ぐ。普段いじめられっ子で劣等性の彼は、裏山という居心地のいい安息の場所を手に入れて、友達とも遊ばず、家にも帰らずそこに閉じこもるようになり、社会から完全に逃避してしまう。
それに危機感を抱いたドラえもんは、山の心を呼び出して、なんとかのび太を返してくれるように土下座までして説得するが、のび太を愛する山は聞く耳を持たない。
いつもは何だかんだ言いつつものび太には甘いドラえもんも、今度ばかりは違った。「ここにいれば誰にもいじめられないし、食べ物も山が出してくれるんだよ!!」と言うのび太と、「食べて生きてるだけでいいのか!!こんなこと続けてたら、君はだめになっちゃう!!必ずだめになるぞ!!」と激しく口論する。
その様子を見て、動揺する山。
「山よ、こいつを追っ払え!」
のび太のセリフに山は応えた。だがしかし、落とし穴に落とされ、蜂に追いかけられて、追い払われたのはのび太自身。
それを見たドラえもんは、振り返って呟く。
「ありがとう・・・・・・。君、本当にのび太が好きだったんだね」
裏山とドラえもんと。二人がどれほどのび太を愛しているか、また、のび太がこれほどまでに二人に愛される人間であるということが窺い知れる名作です。
この作品がどうして文庫の「感動編」に収録されていないのか、非常に不思議。「ドラえもん」の中でも5本の指に入るくらいの、大好きな作品です。
ストーリーはのび太が裏山にいるシーンから始まります。辛いことがあった時、ここにくると慰められる、だからゴミが捨ててあると腹が立つと言って、山に捨てられたゴミを片付けるのび太。その姿に感心したドラえもんは、山と心を通い合わせることの出来る道具を出す。
のび太は山を愛し、また山も、ジャイアン達を追い払ったり、草のベッドを作ったり、木の実を生らすなどして、惜しみない愛情を彼に注ぐ。普段いじめられっ子で劣等性の彼は、裏山という居心地のいい安息の場所を手に入れて、友達とも遊ばず、家にも帰らずそこに閉じこもるようになり、社会から完全に逃避してしまう。
それに危機感を抱いたドラえもんは、山の心を呼び出して、なんとかのび太を返してくれるように土下座までして説得するが、のび太を愛する山は聞く耳を持たない。
いつもは何だかんだ言いつつものび太には甘いドラえもんも、今度ばかりは違った。「ここにいれば誰にもいじめられないし、食べ物も山が出してくれるんだよ!!」と言うのび太と、「食べて生きてるだけでいいのか!!こんなこと続けてたら、君はだめになっちゃう!!必ずだめになるぞ!!」と激しく口論する。
その様子を見て、動揺する山。
「山よ、こいつを追っ払え!」
のび太のセリフに山は応えた。だがしかし、落とし穴に落とされ、蜂に追いかけられて、追い払われたのはのび太自身。
それを見たドラえもんは、振り返って呟く。
「ありがとう・・・・・・。君、本当にのび太が好きだったんだね」
裏山とドラえもんと。二人がどれほどのび太を愛しているか、また、のび太がこれほどまでに二人に愛される人間であるということが窺い知れる名作です。
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